うなぎをもっと楽しむコラム
うなぎを一番美味しく食べる方法
2021.10.21 | コラム
国産うなぎ持ち帰り専門店のうなぎの井口では、白焼うなぎと蒲焼うなぎの2種類の商品を提供しております。今回は、そんなうなぎを美味しく食べるための方法をご紹介します。
Contents
うなぎが一番おいしいのは?
うなぎを一番おいしく食べることができるのは、当然の事ですが焼きたてで食べることです。これは当たり前ですよね(笑)
今回皆さんにお伝えしたいのは、焼きたての状態にする(焼く)にあたり、どうしたら良いのかということです。それは、真空パックのうなぎも通常配送のうなぎも、一旦常温に戻してからあたためて(焼いて)ください。
常温に戻さないと、温めた時に表面と中で温度差が出てきます。表面だけがあたたかくなって中は冷たい。一度常温に戻すことで、表面と中心の温度を一緒にして熱が均等に入る環境を作ることができます。
冷凍の場合、表面だけが温かいけど中が凍っているなんてことも…冷蔵に比べて冷凍になれば当然ですが、低温で保管するほど加熱した際にムラができてしまう可能性があります。焼きムラができている状態では、美味しくお召し上がりいただけないのは容易に想像がつきますよね。
うなぎの井口の焼きたてうなぎと保存方法
うなぎの井口の「焼きたて本格白焼セット」や「焼きたて白焼セット」は、その名の通り発送日当日に当店で焼きあげた焼きたての商品をお届けします。当日に焼き上げた商品を冷ましてから発送しますので、一番いい状態でお召し上がりいただける商品となっております。
賞味期限は冷蔵で5日(発送日を含め)となります。焼きたてうなぎの場合、お届けと同じ状態で保存していただくのがおすすめです。残った場合には、再度ラップをかけて冷蔵庫で保存してください。保存温度帯の変化と乾燥はうなぎの品質を下げてしまいますので、早めにお召し上がりいただけばいただくほど、良い状態でお召し上がりいただけます。
白焼うなぎの商品一覧
うなぎの白焼は、うなぎ本来の味を味わうことができます。そのため、ごまかしが一切ききません。当店で活かした良質な国産うなぎを、創業以来変わらぬ独自手焼き製法で焼き上げお届けします。うなぎ本来のもつ旨味や風味を存分にご賞味ください。
うなぎは冷蔵保存と冷凍保存どっちがいいの?
うなぎを保存する場合、冷蔵保存をおすすめしています。焼きたての場合、発送日を含めて5日が賞味期限となっています。ただ、必ずしも賞味期限内にお召し上がりいただけるとは限らないと思いますので、賞味期限内にお召し上がりいただけない場合には、冷凍保存してください。
ただ、冷凍保存の場合、冷凍焼けと言われるうなぎの表面に冷気があたることによっておきる品質劣化が起きてしまいます。冷凍保存している間に冷凍庫の開け閉めによって空気に触れたり紫外線によって品質が低下してしまいます。また、解凍した際に付着する水分がうなぎの品質を下げてしまいます。
そのため、冷凍庫で保存する場合うなぎ1尾ずつラップをした後、アルミホイルで包んで保存してください。そうすることで空気の透過を極力防ぎ紫外線も通りにくくなり、より良い状態で品質保持することができます。
真空パック商品の保存はどうすればいい?
真空パックは冷蔵で20日の賞味期限があります。袋で密閉されているため劣化が少ないです。お家での保存において気を付けていただきたいのは
1.開け閉めによる庫内の温度変化
2.紫外線にあたる
ことです。真空とはいえ100%空気をカットできるわけではないため、どうしても日が経てば商品は劣化してしまいます。うなぎの井口の真空パックうなぎ商品の場合、賞味期限は冷蔵の場合20日、冷凍の場合30日です。途中で冷凍保存に変えることで賞味期限が伸びますが、前述の通り冷凍にすることによる品質劣化は否めません。逆に冷蔵保存の場合、解凍する時間がいらないですし、解凍しないため水っぽくなったりしません。真空パックの場合にも冷蔵保存をおすすめしています。
少しでも美味しくうなぎをお召し上がりいただくために
うなぎを少しでも美味しく召し上がっていただくために一番大事なことは、できるだけお届け日から早い段階でお召しあがりいただくことです。
冷凍よりも冷蔵で保存し、少しでも早くお召し上がりいただくことでよりおいしくお召し上がりいただけます。お買上げの際に、5日以内にお召し上がりいただけない場合には真空パックの商品をおすすめします。真空パック商品の場合、空気に触れることが少なくなりますので、長期保存には向いています。もし、どうしても長期保存しなくてはいけなくなった場合でも、冷蔵で20日の保存も可能です。
これらの条件をご理解いただいたうえでどうしても冷凍保存する場合には、前述の通りラップにくるみアルミホイルでまいて保存しください。そして、解凍する場合には自然解凍(冷凍の場合30分程度)もしくは水道から水を流す流水解凍(冷凍の場合10分程度)を行ってください。袋の上からうなぎを触った時に硬さが残っていない程度が解凍の目安です。電子レンジの解凍ボタンはおすすめしません。うなぎは厚みがない食材なので、熱が伝わりやすいです。電子レンジを使ってしまうと熱が伝わりすぎてしまってうなぎの身に熱によるムラができやすいからです。
こう書くと常温保存の方が良いのではないかと思うかもしれませんが、常温では絶対に保存しないでください。単純に外気の温度により品質に影響してしまいます。(腐ってしまいます)冷蔵庫での保存の場合でも少し外気にふれて温度を馴染ませてから調理をするのが一番良いので、お召し上がりの少し前に冷蔵庫から出して温度を馴染ませて調理してください。
井口 恵丞(いぐち けいすけ)
有限会社うなぎの井口 代表取締役
昭和63年創業、うなぎの白焼のみを販売する「井口うなぎ白焼直売」の2代目として平成8年に後を継ぐ。
以降、法人化、蒲焼やうなぎ関連商品の開発と販売、ビジネスコンテストや店舗の改善で受賞。国際的な味覚の審査機関、「国際味覚審査機構」でうなぎで初めて「優秀味覚賞」を受賞。
毎日うなぎをさばき、うなぎの良し悪しを確認することがを日課としています。